オバマケアについて

医療保険改革法(オバマケア)について

2010 年にオバマ大統領が署名して発効した、医療保険制度改革法(Patient Protection and Affordable Care Act)、通称「オバマケア」の核である、国民皆保険制度が、2014年1月1日から始まりました。

オバマケアによって変わった内容のうち、保険に加入する側の一般庶民に関係のある主な項目をまとめてみます:

  1. 国民は保険に加入することが強制となった(一部例外あり)
  2. 既往症を理由に保険加入を拒否されることはなくなった、また、性別による保険料の差がなくなった
  3. 保険がカバーしなければならない最低基準が制定された
  4. 所得が低い人に対しての、保険料の補助制度(タックスクレジット)が設けられた
  5. 個人で保険に加入する場合は、年に1回、加入できる期間が制定され、一定の理由がない限り、期間外には加入できなくなった

まず、1の加入義務ですが、2014年からは、一定の条件を満た す健康保険に加入していない人には、ペナルティーが科されます。2017年のペナルティーは、ご家庭の所得額のうち、その家庭の申告ステータスにより、納税義務が生じる所得上限金額を超える金額について2.5%(マーケットプレースで販売されているブロンズプランの平均保険料の年額を上限とする)、または、固定金額として、大人ひとりにつき$695、18才未満の子供一人につき$347.50、家族で合計$2,085までとなっています。海外旅行者保険、駐在員保険、移民用保険、短期用医療保険などは条件を満たす保険ではありませんので、ご注意ください。

2番の、既往症を理由に保険加入を拒否されることがなくなったこ とは、非常に大きな進歩です。2013年までの保険制度では、個人で保険に加入する場合、保険会社は申請者の病歴審査を行い、その結果次第では加入を拒否 できていましたし、妊娠してからでは保険加入はできませんでした。病歴が原因で保険に加入できない人は、公的な保険や団体保険に加入できない限り、無保険 のままでした。オバマケアにより、このような人たちも保険に加入できることになったわけです。

4番の、保険料補助を受けることができるのは、アメリカで税金申告をしている人で、家庭の所得(Modified Adjusted Gross Income)が、連邦貧困レベルの400%以内の人で、勤務先の保険やメディケアに加入できない人です。夫婦の場合、所得税を夫婦共同(Married Filing Jointly)で申告していないと、他の条件に当てはまっても補助を受けられません。補助を受けるには、州の取引所から保険を購入しなければなりません。

5番については、個人で健康保険に加入する場合、決められた期間中でないと 加入できなくなりました。2016年度の保険に申請できる期間は、2015年11月1日から2016年1月31日の間で、この期間外には、法律で決まられ た一定の条件(団体保険を失った場合や出生、離婚など)を満たす人以外、個人用の健康保険には加入できません。(団体保険は別です)2017年度の保険の受付期間は、2016年11月1日から2017年1月31日です。

オバマケアでは、保険の補償内容の比較を容易にするために、保険 プランは、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4つのレベルに分けられました。ブロンズは保険料が一番安く、プラチナが一番高いレベルです。ブロン ズは医療費の約6割を保険がカバーするプラン、シルバーは 7割、ゴールドは8割、プラチナは9割です。この他に、カタストロフィックという、免責額の大きいレベルもありますが、このレベルのプランを選べるのは、 30才未満の若者と、限られた条件を満たす人のみです。保険会社から直接買う場合、必ずしも、シルバーとかゴールドという名前は保険プランについていませ んが、基本的には、このレベル分けに沿って保険プランが作られています。

弊社では、カリフォルニア、オレゴン、ワシントンの3州の居住者の方に、オバマケアの保険加入義務を満たす保険の選択と加入手続き、および、保険料補助の申請のお手伝いをしております。(ただし、オレゴン州は、中小企業のみ対象で、個人用は取り扱っておりません)

お見積もりをご希望の方は、個人保険の場合は、ご家族全員の生年 月日、ご自宅のご住所、または、City、County、Zip Code、喫煙されるかどうか、をお知らせください。また団体保険のお見積もりには、センサス(社員の年齢や家族構成などのリスト)が必要ですので、すで にセンサスがある場合は、それをお送りください。センサスがない場合は、当方で用意している用紙をお送りしますので、ご連絡ください。