旅行中に医師の診察や治療を受けることになった場合には、保険証を窓口で提出し自己負担分だけを払って治療を受けられる場合もありますが、ほとんどの場合、医療費はご自身で全額を支払い、一定期間内に保険会社に保険金を請求する必要があります。ただし、大きな怪我や病気、救急医療の利用、入院、精密検査や画像検査、手術などの場合は、事前に保険会社に連絡をしないと保険が適用にならない場合があります。そのような場合は、本人や家族、または医療機関から保険会社に連絡を入れてもらうことにより、医療機関と保険会社の間で、直接保険の手続きと清算をしてくれる場合もあります。このような万が一の場合に備えて、保険証と保険会社への連絡方法は、旅行中、常に携帯されることをお勧めします。
保険金の請求方法と必要書類は、保険会社と保険プランによって異なりますが、一般的には、保険会社の規定のクレーム用紙(Claim Form)に記入し、医療機関から発行されたItemized Bill(治療を受けた日時、病名、治療別の金額、医療機関名が記載されている書類)、パスポートのコピーを添付して、保険会社に提出し、保険会社から医療機関に詳細の確認がとれると、保険金が支払われます。
Itemized Billには通常、次の情報が記載されていなければなりません:
- Provider name and address
- Provider tax ID (if U.S.-based)
- Your name, date of birth, and certificate ID number
- Itemized charges
- DX (diagnosis) code and CPT (Current Procedural Terminology) code (these are the codes your physician’s office uses to tell our claims examiners which procedures, diagnoses, and services you received during your visit)
保険金の請求方法の詳細と、クレーム用紙のダウンロードは、それぞれの保険会社のウェブサイト(下記)にアクセスされるか、保険の契約書類をご参照ください。ほとんどの保険会社では、保険を購入されると、保険会社の顧客用のページに登録できるようになっており、登録してサインインすれば、保険会社に質問したり、保険金クレームを安全確実に提出したりできるようになっています。
WorldTrips (旧Tokio Marine HCC Medical Insurance Services)
IMG (International Medical Group)
Petersen International Underwriters
保険金請求は、法律による個人情報の規制の関係により、弊社では仲介できませんので、それぞれの保険会社に直接送付してください。保険金の処理に疑問がある、処理が遅いなどの場合には、保険会社に直接お問い合わせください。なお、英語にご不安がある場合の、保険会社への連絡内容の英訳のお手伝いは可能です。