メディケアに加入できるまでの医療保険

アメリカでは、65歳になると、メディケアという、国が運営する、高齢者用(および身体障碍者用)公的医療保険に加入できます。メディケアは、基本的に、アメリカで10年以上納税すると、一番高い部分(パートAという入院費用を補償する部分)には、掛け金なしで加入できます。

海外から移民した人は、移民してから5年経過すれば、メディケアに加入できますが、納税歴がなければ、この入院費用の部分も有料になります。

移民してから5年たっていない65歳以上のアメリカ居住者は、お住まいの州の居住者用健康保険(まだメディケアの年齢になっていない人が加入する健康保険)に加入できますが、このような保険は、加入できる期間が決まっているため、年中いつでも加入できるわけではありません。

下記の2つの保険は、海外旅行者保険とアメリカ居住者用保険の中間のような保険で、手軽に、いつでも加入できできますので、メディケアや、居住者用の長期の健康保険に加入できるまでの間の、テンポラリーの保険としてご利用可能です。

国際医療保険(International Major Medical Insurance)

高齢者用医療保険(Bridge Major Medical Insurance)

 

インバウンドUSA保険(アメリカ長期滞在者用保険)の変更

2019年12月12日から、セブンコーナーズ社のインバウンドUSA保険(移民保険、米国滞在者保険)の内容が一新されました。インバウンドUSA保険は、アメリカに滞在する人、移住したばかりの人が利用できる格安な保険で、主な変更点は下記のとおりです:

  • 今まで、インバウンド・ゲスト、インバウンド・チョイス、インバウンド・イミグラント、インバウンドUSAの4種類のインバウンド保険がありましたが、今回、インバウンドUSA保険に一本化されました
  • インバウンドUSAの中に、ベーシック、チョイス、エリートの3段階のプランができました
  • 従来のインバウンド保険は、プランによって、保険を購入できる期限が、米国入国から何か月以内、という制限がありましたが、この制限はなくなりました
  • 従来のインバウンド保険は、保険期間中に母国へ一時帰国する場合の日数制限があり、この日数制限を超えると保険契約が失効しましたが、新しいインバウンド保険では、日数制限内の母国滞在なら、インバウンド保険で、母国滞在中の病気や怪我の医療費もカバーでき、日数制限を超えると、このベネフィットは無くなりますが、保険契約自体が失効するということはありません
  • 今まで、インバウンド・イミグラント保険のみ、妊娠・出産の医療費を一部カバーしましたが、新しいインバウンド保険は、妊娠・出産は全くカバーしません

12月12日前に、すでにインバウンド保険に加入されていた方は、契約期限一杯までは、今まで通りのプランを更新できます

アメリカ滞在、移住の際に利用できる、インバウンドUSA保険の詳細はこちらをご参照ください。

また、新しいインバウンド保険の詳しい補償内容は、インバウンドUSA保険比較表のページをご参照ください。