ボーイング737マックス型の航空機が運行停止になったことにより、旅程を変更せざるおえなくなった旅行者も多いことと思います。このような場合に、旅行損害保険に加入していると、損害を一定額カバーできます。
旅行損害保険とは、止む終えない事情によって、顧客自身が旅行を取りやめなければならなくなった場合の損害や、航空機など交通機関の遅延やキャンセルによって被った損害、預託手荷物の紛失による損害をカバーする保険です。今回のように、特定の航空機が運航停止になった場合、保険会社や保険プランによって補償内容は異なりますが、およそ、下記のような補償が受けられます。
1.Trip Cancellation:旅行が取りやめになった場合に、前払いした旅行費用のうち、払い戻しの受けられない費用が、一定額まで補償されます
2.Trip Interruption:旅行の途中で、旅行を中断することになった場合に、まだ使っていない部分の旅行費用のうち、払い戻しを受けられない費用や、旅行の中断によって、追加で手配しなければならなくなった旅行の費用などが、一定額まで補償されます
3.Travel Delay:交通機関に、一定以上(12時間以上、など)の遅れが出た場合、宿泊代、食事代、現地での交通費や通信費などが、一定額まで補償されます
4.Missed Connection:交通機関が一定以上遅れたことが原因で、クルーズ船や、ツアーの出発に間に合わなかったというような場合に、一定額が補償されます
この他にも、旅行損害保険には、手荷物の補償や、医療費の補償、緊急帰国費用の補償、事故による死亡の場合の死亡保険金なども含まれます。
旅行損害保険は普通、旅行開始の1日前まで加入することができますが、旅行費用、または、旅行費用の手付金を支払った時に、加入するかどうかを検討されることをお勧めします。手付金の支払いから一定期間内(保険会社により、支払い後48時間以内から20日以内の幅あり、最も多いのは7日または14日以内)に保険に加入すれば、理由に関わらず、旅行をキャンセルした場合の補償が受けられる場合が多いからです。また、だんだん減って来てはいますが、旅行損害保険が付帯されているクレジットカードも、まだありますので、そのようなクレジットカードをお持ちなら、そのカードで旅行費用を支払えば安心です。
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